呼吸が浅い

自分の呼吸を気にしていますか?

 日ごろ、健康な人は風邪でも引かない限り、呼吸がしづらいと感じる機会に遭遇することはなかなか、ありません。
 しかしながら、肺疾患をお持ちの方は、呼吸に不便を感じていることと存じます。
また、以前に罹患歴のある方でも、肺機能が弱り、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっている方もいらっしゃいます。
 呼吸運動は主に、内臓の上に覆いかぶさる横隔膜の収縮運動によって肺の収縮が起こります。 腹式呼吸をするとこの横隔膜がよく働きます。
 もう一つは、肋骨の間にある肋間筋の収縮運動によって胸郭を広げて、肺の収縮運動を起こします。これは息を吸った時に胸が広がりお腹が引っ込む感じの呼吸運動です。
 この他に、深呼吸を行うときに、協同して働く筋肉があります。胸鎖乳突筋、、斜角筋、大胸筋、前鋸筋、僧帽筋、肩甲挙筋などは深い吸気時に、腹斜筋、腹直筋など腹部の筋肉は深い呼気時に一緒になって収縮運動を行います。

今ある機能を維持しましょう

 肺を患っている方は、確かに肺そのものを良くすることは困難ですが、今ある機能をできるだけ維持することでQOL(:生活の質)を保つことは重要です。
 長年、お越しになる方に、肺疾患の罹患歴のある方もいらっしゃいます。 これらの方からは施術を受けることで呼吸が楽になる実感をよくお耳にします。そして、その方々に共通するのが、「気が付くと呼吸が浅くなっていること」です。
 疾患がそうさせているとは、思うのですが、先の肋間筋及び協同筋の緊張を除くことで、楽になる実感を得られることを考えると、そうとばかりは言えません。
 冬場は、ただでさえ寒さに身構えて、筋肉が緊張しがちです。
肺の持病をお持ちの方はもちろん、健康な方も姿勢に気をつけることで胸郭がしっかり広がるように心がけ、深い呼吸をすることで、しっかり肺機能を働かせて、十分な酸素を取り込みましょう。
 ついでながら、息は鼻から吸うことをお勧めしています。